数学

 
『サクシード数学』(数研出版)
パターン習得に最適の問題集。網羅性が高く量も十分です。時間がない方は*問題だけをやってもよいでしょう。この問題集3冊を全問解けるようにすれば河合塾の模試で偏差値60を超えるはずです。なんとなくやるのではなく全問自力で解けるようにしてください。

 

『4STEP数学』(数研出版)
こちらもパターン習得のために使う問題集です。『サクシード』より難易度が少し高く、応用題が混じっています。パターン習得に目的を絞れば『サクシード』の方が適しているでしょう。『4STEP』は余力のある生徒さん向けで、パターン習得をやりながら応用力もきたえたい方には向いています。難関高校の教科書傍用問題集として使われています。

『チェック&リピート』(Z会)
『サクシード』の問題数を減らしたものと考えてください。『サクシード』とレベルは同じくらいです。高3や浪人になったばかりの方で、『サクシード』がまだ完全に仕上がってはいないけど、『サクシード』は中学や高1からやっているのでもうやる気にならない、という人におすすめします。ただし、全問自力で解けるようにしてください。
『10日あればいい!数学』(実教出版)
 
『青チャート』(数研出版)
分厚いので威圧感がありやる気を削ぎますので、基礎力がそこまでついていない方は手を出さない方がいいでしょう。たくさんの生徒さんたちが挫折し数学が嫌いになる問題集です。まずは『10日あればいい数学』などの薄くてすぐやれそうな問題集で基礎学力をつけてから解くようにしてください。『青チャート』は、『サクシード数学』や『4STEP数学』が高2くらいまでに完成した方が、パターン問題を総復習したり、ちゃんと覚えてるかな、とパターンを思い出すために使う問題集と考えるといいでしょう。例題だけやれば十分です。基本例題は『サクシード数学』レベルですが重要例題は『4STEP数学』よりかなり難しいです。やるなら重要例題もやっていただけば、応用力とめげないメンタリティと自信がつくと思います。網羅性は大変高いですが、パターン習得のために使うには重要例題が難しすぎたり、分厚く威圧感がありやる気を削ぐので、『サクシード数学』や『4STEP数学』をやるようにしてください。
 
『一対一対応の数学』(東京出版)
『青チャート』よりも難易度はぐっと上がります。一問一問も重いです。ただ斜めに軸をとって積分して面積を出す問題など、発展レベルのパターン問題が網羅されていますので、難関大学受験生は、受験までには仕上げてほしいです。思考力や粘り強さも身に付きます。ここまでこなせれば東大も含めて過去問に取り組んでもよいでしょう。
 
『新数学スタンダード演習』(東京出版)
非常に有名な問題集ですが、とにかく時間がかかります。レベルも『一対一対応』よりかなり高いです。『一対一対応』が三年生一学期までに完成した生徒さんであれば手を出していいと思います。難度の高い入試問題にも慣れることができます。しかしそこまで勉強が進んでいない生徒さんは手を出すと中途半端に終わってしまうことが多いですので、この問題集をやるより過去問で演習を積んだ方が効率的です。この問題集に出てくるやり方を使う問題は入試でたくさん出てきますが、実際の入試問題はここにある問題とはかなり違っていますので、この問題集に取り組めなかったからといって、不安に感じることはありません。

化学

 

『理解しやすい化学+化学基礎』(文英堂)

参考書の中ではコンパクトに必要最小限のことがまとまっています。化学は半分以上は暗記分野になりますので、この参考書などを使って暗記事項を覚えてください。この本の全てを覚える必要はありません。『セミナー』などの問題集を解いて問われたことが覚えなければならないことです。無機や有機、高分子は問われることはほとんど決まっています。『セミナー』などで問われたことだけを覚えていけば入試でも(東大入試まで含めて)8割9割は大丈夫です。全部覚えようとするとはかどりませんので、必要なことだけ覚えるようにしてください。家庭教師に来てもらっている方は家庭教師に必要なところに赤線を引いてもらってください。

 

『セミナー化学基礎+化学』(第一学習社)

網羅生の高い教科書傍用問題集です。入試に必要なこともほとんどこの一冊に詰まっています。この問題集を全問自力で解けるようにすれば、偏差値(河合塾)63、4くらいにはなっています。まずはこの一冊を仕上げてください。もっともおすすめしたい問題集です。

 

『リードα化学基礎+化学』(数研出版)

『セミナー』より少し難しいです。思考力が必要とされる応用問題がかなり混ざっていますので、底力がつきますが、パターン習得に目的を絞っている『セミナー』に比べると、パターンが何であるかが見えなくいです。学校で配られた問題集が『セミナー』でなく『リードα』である場合はこちらをやっていただいてかまいません。

 

『らくらくマスター化学基礎+化学』(河合出版)

 

『化学重要問題集』(数研出版)

この問題集は中三や高一から『セミナー』や『リードα』をやってきた生徒さんが、高三になったときに、それらの問題集でやったことを思い出すためにやる問題集です。そのため網羅性は高くありません。『セミナー』『リードα』をきちんとやっていないのに高三になったとき『重要問題集』を使ってパターンを習得しようとする生徒さんがよくいらっしゃいますが、この問題集は網羅性が高くないので、パターン習得には穴ができるので適していません。ですので問題数は『セミナー』『リードα』が圧倒的に多いですが、やはりそちらからやってください。『重要問題集』には基本パターンを思い出す目的の他に、『セミナー』『リードα』には出ていない入試に頻出の発展パターンも出ていますので、『セミナー』『リードα』を仕上げた後は、この問題集をやってください。

 

『化学の新演習』(三省堂)

 

『化学の新研究』(三省堂)

 


物理

『理解しやすい物理+物理基礎』(文英堂)

 

『セミナー物理基礎+物理』(第一学習社)

 

『リードα物理基礎+物理』(数研出版)

 

『らくらくマスター物理基礎+物理』(河合出版)

 

『物理重要問題集』(数研出版)

 

『名問の森』(河合出版)